ジーンズ好きの間で必ず名前が挙がるブランド、
それが WAREHOUSE(ウェアハウス)。
今や、ジャパンデニムのトップブランドになったWAREHOUSE。実は――
穿けば誰でも違いがわかる“リアルなヴィンテージ感”が魅力なんです。
「古着が好き」「経年変化を楽しみたい」
そんなあなたにこそぴったりの1本。
今回は、ウェアハウスの魅力を初心者でもわかる言葉でたっぷり紹介します。
ウェアハウスのはじまり|古着好き兄弟の情熱から誕生!
90年代アメカジブームの中で生まれた本気ブランド
ウェアハウスが誕生したのは1995年。
創業者は、塩谷兄弟(塩谷健一氏・康二氏)。
当時の日本では、アメリカ古着のブームが大爆発していました。
二人は「本物のヴィンテージを研究し、同じ工程・素材で再現したい!」という思いで、
ジーンズ作りを始めたそうです。
最初の頃は少量生産。
でも口コミでその完成度が広まり、瞬く間に“本格派ブランド”として注目されました。
「レプリカ=ただの再現じゃない」ウェアハウスの哲学
ウェアハウスが他ブランドと違うのは、
「古着をコピーするのではなく、当時の空気を再現する」という考え方。
ボタンの形、糸の太さ、縫いの歪み……
一見マニアックなディテールも、実は“リアルな風合い”を出すための工夫なんです。
つまり、ウェアハウスは完璧すぎない“人間らしさ”を大切にするブランド。
それが、世界中のデニムファンを惹きつける理由です。
ヴィンテージ好きが唸る!生地・縫製・ディテールのこだわり
旧式力織機で織られた“ザラっとしたデニム”
ウェアハウスのデニムは、今ではほとんど使われていない旧式の力織機(シャトル織機)で織られています。
最新の機械で作るよりも時間がかかりますが、
そのぶん糸に空気を含んでふっくらした質感になるんです。
新品なのに、どこか優しい肌触り。
穿けば穿くほど体に馴染んでいく感覚は、一度味わうと忘れられません。
一本一本が違う!? 糸ムラが作る「表情」
ウェアハウスのジーンズを並べると、どれも少しずつ色の出方が違います。
それは、“糸のムラ”をわざと残しているから。1940年代あたりは、まだ糸の紡ぎ方にもムラがあり均一にすることが技術的に難しかったのです。しかし、そのムラこそが、デニムの味わいを増し技術が発達した今でもあえて旧時代の技術によって当時の質感を再現しているのです。
つまり、一本一本が“個性を持ったジーンズ”。
穿く人の生活に合わせて、世界に一つの色落ちに育っていくのです。
人気モデル紹介|1001、DSB、800違いを簡単に!
ウェアハウスの定番は、この3つを押さえればOK。
| モデル名 | 特徴 | おすすめタイプ |
|---|---|---|
| Lot.1001XX | 王道にして・定番 | 最初の一本に |
| DSB(デッドストックブルー) | ゆるすぎず細すぎず | ヴィンテージラバーに |
| Lot.800 | シルエットがきれい | 野暮ったいのが苦手。すっきり穿きたい人 |
特に「800」は万人向け。シルエットもビンテージ独特の野暮ったさがなくスッキリ履けるのでどんなコーデにも合って、穿き心地も抜群。
ウェアハウスのジーンズは“育てる”のが楽しい!
ウェアハウスの醍醐味は、なんといっても色落ちの美しさ。
穿き続けることで、インディゴが少しずつ抜けて、あなただけの一本に変化していきます。
洗う派・洗わない派、ウェアハウス流の答えは?
- 洗わないと、濃いインディゴが長く保てるけど、汗や汚れが生地に残りやすい。
- 洗うと、柔らかくなり清潔だけど、色落ちは少し早くなる。
ウェアハウスは公式にもこう語っています。
私も洗濯をどうするのかスタッフの方に聞いたことがありますが、
「あまり気にせず洗ってください。清潔に穿いて、自然な経年変化を楽しんでほしい。」
とのこと。つまり、“穿いて・洗って・また穿く”の繰り返し、普通に履くこと!
サイズ選びで迷ったらここをチェック!
ウェアハウスは同じモデルでもワンウォッシュ or ノンウォッシュを選ぶことができます。ノンウォッシュは縮みがあるので、サイズ選びが重要ポイント。
ワンウォッシュ or ノンウォッシュ、どっちがいい?
- ワンウォッシュ:縮み済み。すぐ穿ける。初心者向け。
- ノンウォッシュ:洗うと1〜2インチ縮む。履き始める前に糊落としをしないといけない。
人によってノリ落としを軽めにする(完全に糊を落とし切らない)人もいます。実は私もやったことがあります。ただノリが残った状態は、履きづらさが出たり、生地ダメージに繋がることがあります。初めての人は、ワンウォッシュを選ぶのがベターです。
他ブランドと比べるとどんな感じ?
これもいろいろ考えて、他ブランドとの比較をつらつら能書を書いたんですがもうシンプルに、
これだけ覚えておけばいいです。とにかく、生地づくりから縫製、使う織機に至るまでとことんビンテージの風合いにこだわっているのがWAREHOUSEです。
ウェアハウスに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 最初の一本におすすめなのは?
👉 「Lot.1001」一択です。ブランドの顔であり、創業期から今でも作られるロングセラーモデルが最初の一本に最適です。
Q2. 色落ちはどんな感じ?
👉 ナチュラルなビンテージライクなフェードです。バッキバキの鬼ヒゲもかっこいいですが、自然な風合いの色落ちです。
Q3. 夏でも穿けますか?
👉 モデルにもよりますが、lot.10001は13.5オンスと軽量で通気性が良く意外と快適。他のデニム生地もそれほど厚いわけではないので真夏以外は余裕でいけます!
Q4. レディースはある?
👉 レディースというのはありませんが、女性でも履けるモデルはいくつもあります。女性がメンズの5ポケットジーンズを履くのかっこいいですよね。
まとめ|「本物のヴィンテージ感」を楽しみたいなら、ウェアハウスで決まり!
下ろしたての新品のジーンズというのは常にワクワクするものです。「これからどんな色落ちをしてくれるのか?」と胸高まるのは必然です。
そしてウェアハウスのデニムはその期待にしっかりと応えてくれます。人生の長い相棒となる一本をWAREHOUSEで見つけませんか?
穿くたびに、自分だけのストーリーが刻まれていく1本です。
