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リゾルト RESOLUTE完全ガイド|毎日穿きたくなる国産デニムの秘密

一度穿いたら、もう戻れない。それが「リゾルト(RESOLUTE)」というデニムブランド。

最初はキツいのに、気づけば毎日穿いてる。新品より、ちょっとヨレてきたくらいが一番カッコいい。
そんな“生活の一部になるデニム”を求める人たちに、リゾルトは今、熱狂的に愛されています。

この記事では、
・リゾルトの誕生背景
・主要モデルの違いと選び方
・色落ち、育て方、サイズ感まで
まるっとわかる完全ガイドとしてお届けします。

穿き心地は軽やかに。でも思想は、どこまでも熱く。
さぁ、あなたの“毎日に寄り添う一本”を見つけましょう。

目次

リゾルト(RESOLUTE)とは?— 究極の“日常デニム”ブランド

「ヴィンテージよりも、毎日のリアルを。」
その想いから生まれたのが、リゾルトです。

デザイナーは、日本デニム界のレジェンド林芳亨(はやし よしゆき)氏。彼は90年代に名作ブランド「ドゥニーム(DENIME)」を生み出し、日本のジーンズ文化を世界に知らしめた人物。

再び彼が原点に立ち返り、
「ファッションじゃなくて、ライフスタイルとしてのジーンズ」を作りたい──
そうして誕生したのが、このリゾルト(RESOLUTE)

ブランド名の意味は“決意・覚悟”。その名の通り、一本のジーンズに職人の信念が込められています。

デザイナー・林芳亨が描いたジーンズ哲学

林氏が大切にしているのは、ひとつ。

ずっとLevi’s 501が憧れだった。DENIMEのデザイナーとして成功し、1990年代には一世を風靡したが、穿きたいジーパンは1970年代のLevi’s 501の66 モデルだった。あの頃のLevi’sのようなジーパンが作りたい。

引用:RESOLUTE公式ホームページより


そして「誰が穿いても、カッコよく見えること。」リーバイスはアメリカブランドで当然アメリカ人の標準体型に合わせて作られています。「日本人が履いてもかっこいいジーンズを作りたい」というのがこのブランドの始まり。

「現代ファッションはシルエットがすべて。」と考えるこのブランドは、あえて4モデルしか作っていません。

理由はシンプル。余計なモデル展開より、一本一本の完成度を極めるほうが美しいから。

ジーンズは派手なデザインで勝負するものではなく、“穿いたときの佇まい”で魅せる服。
だからリゾルトは、形も、色も、縫製も、すべてが“潔い”んです。

日本製にこだわる職人技と素材への妥協なき姿勢

林さんのブログタイトルは「たかがジーパンや」とついています。勝手な解釈ですが、「ジーパンなんて気にせず履いて、汚れたら洗濯して細かいことは気にするな。それが一番かっこいい」と言うことなのかな〜と理解してます。

ただ「たかがジーパン」とのことですが反面、モノづくりへのこだわりはすごい!!

リゾルトの生産は、すべて岡山・児島の工場で行われています。ここは世界的にも知られる“デニムの聖地”。

使用するのは、旧式の力織機(シャトル織機)
1日に織れるのはわずか十数メートル。
でもその“ムラ”と“凹凸”が、穿き込むほどに味わいを生み出します。

ステッチ一本にも、縫いテンションや糸の太さが調整され、「穿いた時のライン」が崩れないよう設計。シンプルだからこそ細部にまで妥協なきこだわりが感じられます。

シルエット重視の設計:4型だけで勝負する理由

リゾルトが展開するのは、以下のたった4モデル

モデル特徴推奨スタイル
710細めテーパード王道66スタイル。まずはこれ!
711ストレート無骨・ワークスタイル
712唯一のジッパーフライジャケットスタイルにも
714大戦モデル野暮ったさすらかっこよく

この少なさこそ、リゾルトの強み。無限にあるサイズ展開より、“自分に合う一本”を選ぶ喜びを感じさせてくれます。

圧倒的なサイズ展開

そして驚くのが選べるレングスの多さです。リゾルトではウエストが26〜40インチ、そして各ウエストに対して、28〜36インチまであります。いい意味でバグってます。

一般的にレングス展開は多くて2サイズ。合わない場合は裾上げしてレングスを調整するのが一般的です。
リゾルトがこれだけ多くのレングスを展開しているのは、「裾上げせずに履いて欲しい」と言う想いから。


型紙(パターン)を元に生地を裁断しジーンズは作られますが、当然、ワタリ幅や裾幅、テーパードのかけ方などパターンは一番美しく見える(ベストバランス) で設計されています。残念なことに、裾上げすることでこのバランスが崩れてしまいます。

だからこそ、最も【キレイなシルエット・オリジナルレングス】で履いて欲しいと言うことなのでしょうね。

色落ち・ねじれ・毛羽立ち:リゾルトの“経年変化”

リゾルトの醍醐味といえば、やっぱり色落ち。でもその“落ち方”が、他のデニムとは一味違います。

リゾルトのインディゴは、深く、濃く、静かに落ちていく。
最初は均一に見える青が、穿き込むほどに徐々にゆっくりとコントラスが出てきます。

対戦モデル期〜47期までに見られる、ビンテージ特有の荒々しさはありません。自然な発色・キレイなインディゴブルーがリゾルトの特徴。このブランドの目指すのが70年代のリーバイス(66モデル)。

んん〜、ノスタルジーを感じてしょうがない(笑)90年代ファッションが好きな方にはドストライクにハマるはずです。

サイズ・フィット攻略ガイド—購入前に知っておきたいこと

「リゾルトはサイズ選びが命」と言われるほど、フィット感へのこだわりが深いブランドです。
先ほども伝えましたが、ウエスト・レングスともにピッタリのサイズを見つけましょう。ここではリゾルトのサイズ選びについて解説していきます。

“ジャストより少し小さめ”が通説な理由

リゾルトはとにかくシルエット・サイズを大事にしています。それはそうですよね。これだけレングスを展開しているのは正しいサイズで履いて欲しいと言うあらわれ。

リゾルトは「サイズは小さめ」と言うのが通説です。
私も実際に取扱店に買いに行った時、店員さんから小さめを勧められました。(トップボタン閉めるのが大変だった)

その理由は、
穿くうちに生地が馴染み、腰回りが伸びてくる。ジャストサイズこそ、最もキレイなシルエットです。

試着は絶対したい

リゾルトを買う時は必ずウェスト・レングスをジャストで買いたい。それは先ほども解説したように、一番キレイなシルエットで、オリジナルレングスで履きたいから。だからこそ試着はしたいですよね。

実際に取扱店に行ってワンウォッシュの状態で試着しましょう。ウェストはもちろん、レングスも妥協なきように。

もし近くに取扱店がなければ、楽天市場などのECサイトでも取り扱っているので、デニムの販売実績の多い店舗で購入しましょう。その際、今履いているジーンズのウェストやレングスの実寸を測って着用イメージを膨らましましょう。

主要モデル徹底解説!— あなたに合う一本が見つかる

RESOLUTE 710(リゾルト710)— 不動の定番モデル

リゾルトの顔とも言える定番モデル。Levi’s 66モデルをベースに、現代的なフィット感に再構築。

・やや細めのストレート
・ヒップラインがキレイに見える設計
・14ozデニムでオールシーズン対応

RESOLUTE 710こそ定番にして王道。ブランドヒストリーからもこれこそが林氏の作りたかったジーンズと言えるのではないでしょうか。
まず最初のリゾルトには、間違いなくこれです。

RESOLUTE 711(リゾルト711)— ゆとりあるワーク系

公式ホームページには以下のようにあります。

ジーンズがファッションシーンに登場する以前、アメリカ1950年代のワークパンツに着想を得たモデル。

引用:RESOLUTE公式ホームページより

ワークパンツとはどういったものを指しているのかわかりませんが、おそらく47〜50年代の501をモデルにしているように思います。定番の5ポケットパンツであり、細部には隠しリベット・革パッチ・サイドステッチなど随所にその気配が浮かび上がります。

シルエットは、710よりも太く、腰回りにもゆとりがあります。テーパードもほとんど無いためより無骨な印象。
スニーカーにもブーツにも合う、万能シルエット。

・やや軽めの13.5oz
・よりワークテイストなシルエット

RESOLUTE 714/— 新定番に加わった大戦モデル

714はいわゆる対戦モデル。
ドーナツ型のトップボタンやリベットの省略されたコインポケットなど大戦期特有のの仕様が随所に見られます。
ゆったりした腰回り・腿周りから膝下にかけてドスンと落ちるシルエットはまさに大戦モデルの特徴。

2023年に新しくラインナップに加わったのがこの対戦モデルRESOLUTE 714です。

まとめ:リゾルト RESOLUTEが愛される理由を総ざらい

リゾルトは、「毎日穿ける理想のジーンズ」を追求した国産ブランドです。
デザイナー・林芳亨氏によるこだわりは、無駄を削ぎ落としたシルエット設計と、完璧なフィット感にあります。

岡山産の旧式力織機で織り上げられるデニム生地は、色落ちやねじれなどの経年変化が美しく、
穿く人それぞれの個性が現れます。

  • 定番4モデル(710・711・712・714)で幅広い体型に対応
  • サイズ選びは「やや小さめ」が鉄則・レングスも大事よ。

ジーンズの「育てる楽しみ」をリゾルトのジーンズで味わってみてはどうでしょうか。

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この記事を書いた人

デニム・ジーンズを愛し、経年変化に感動する年頃です。ヒゲ・ハチノスでご飯3杯いけます。

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