2023年最も荒れたレース場はどこか?

こんにちわ。

2023年1月〜12月のレースデータを集計して、よく荒れたレース場と本命決着が多かったレース場をデータで振り返って検証してみようと思います。

なお、このデータはボートレース公式が公開しているデータをダウンロードし、pythonを使って集計、計算したものになります。

本編としてpythonを使った競艇予想AIを作ってみたので、こちらもぜひご覧ください。

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それでは、早速みていきましょう。

目次

2023年の全レース場の数値

まずはじめに各レース場の項目一覧がこちら

レース場平均値中央値万舟率本命率
ボートレース大村6717.02100.014.623.4
ボートレース唐津7212.02420.016.120.2
ボートレース芦屋8240.02310.018.622.4
ボートレース若松7341.02755.018.419.5
ボートレース下関6858.02240.016.122.6
ボートレース徳山6532.01915.013.325.1
ボートレース宮島6585.02260.014.821.9
ボートレース児島7702.02700.018.917.6
ボートレース丸亀6953.02400.015.721.0
ボートレース鳴門7942.03170.020.213.4
ボートレース三国7607.02535.018.119.5
ボートレース津6593.02220.015.422.0
ボートレース常滑7115.02530.016.817.5
ボートレース蒲郡6553.02500.015.519.1
ボートレース浜名湖7671.02730.018.515.4
ボートレース住之江7200.02315.016.421.7
ボートレース江戸川7120.03270.018.58.1
ボートレース桐生7748.02805.018.515.6
ボートレース福岡6742.02260.015.321.8
ボートレースびわこ7051.02505.015.618.6
ボートレース多摩川7288.02760.017.414.8
ボートレース平和島7729.03485.020.99.8
ボートレース戸田7248.03415.019.89.2
ボートレース尼崎7239.02210.014.720.5
全国平均7207.72502.517.018.4
2023年1月~12月

各項目を補足すると、

平均値は単純に払い戻し金額の平均値。

中央値は払い戻し金額を降順に並べたときにちょうど真ん中に来る値、例えば、1000円, 3000,円 5000円, 8000円, 10000円とあれば中央値は5000円となり、値が偶数個でちょうど真ん中がなければ、真ん中に近い2つの値を足して2で割った値が中央値となります。

万舟率は万舟の出た確率。

本命率は、3連単の配当が1000円未満となった確率になっています。

それでは各項目のベスト3、ワースト3をそれぞれ見ていきます。

平均配当金額

結果は以下のようになりました。まずは平均配当から

平均配当

👑1ボートレース芦屋8240.0
ボートレース鳴門7942.0
ボートレース桐生7748.0
配当平均値:高い順
ボートレース徳山6532.0
ボートレース蒲郡6553.0
ボートレース宮島6585.0
配当平均値:低い順

これはかなり意外な結果でした。芦屋はインコースが強く本命決着が多い印象ですが、平均配当の高さでは芦屋が1位となっています。

ただ、芦屋の本命率は22.4%と高く、万舟率も約18.6%と平均的なことから、『基本は本命決着になりやすいが、荒れるときはド級の荒れ方をする』と言えそうです。

ちなみに、気になって調べてみたところ、芦屋で5万舟以上が出る確率は、約2.8%と全24場の中で1位でした。ここからも、荒れるときはとんでもない荒れ方をすると言えそうです。

配当の中央値

次に中央値を見てみます。

中央値

👑1ボートレース平和島3485.0
ボートレース戸田3415.0
ボートレース江戸川3270.0
中央値:高い順
ボートレース徳山1915.0
ボートレース大村2100.0
ボートレース尼崎2210.0
中央値:低い順

これはほぼ思った通り、イメージ通りの結果ではないでしょうか。

インコースが弱い平和島、戸田、江戸川が中央値ではTOP3に入り、イン逃げ率の高い徳山、大村が下位にランクインしています。

万舟出現率

次に万舟率を見ていきます。

万舟

👑1ボートレース平和島20.9
ボートレース鳴門20.2
ボートレース戸田19.8
万舟率:高い順
ボートレース徳山13.3
ボートレース大村14.6
ボートレース尼崎14.7
万舟率:低い順

ここもほぼイメージ通りの結果となりました。インコースが弱い平和島、戸田が上位にランクインして、インコースが強い徳山と大村が下位にランクインとなりました。

本命率(配当金1000円未満)

最後に本命率になります。

本命率

👑1ボートレース徳山25.1
ボートレース大村23.4
ボートレース下関22.6
本命率:高い順
ボートレース江戸川8.1
ボートレース戸田9.2
ボートレース平和島9.8
本命率:低い順

1・2位は安定の徳山、大村でした(笑)

しかも25.1%とかなり高く約4回に1回は3桁配当だったということになります。下位にランクされた江戸川や戸田と比べれば、その高さが際立ちます。

ここの結果を踏まえると、徳山って穴党からすればちょっと手が出ないというか、買いづらい。だって平均配当と配当の中央値が最も低く、さらに万舟が最も出現しづらく、さらに4分の1は3桁配当ですからね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、各レース場の配当についての分析をしてみましたが、顕著に出た、いや出過ぎた結果もあれば、思わぬ結果もありました。

これを知ったところで、舟券が当たりやすくなるわけでもないですが、一つの参考データとしてみていただければいいですね。

ちなみにデータの取得は、ボートレース公式からダウンロードしたものではありますが、一部欠損したデータもあり、全レースというわけではありません。検証結果と実際の数値は多少の誤差があることをご了承ください。

最後に、他にもいろいろ検証しているのでぜひそちらもみてください。

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それではまた。

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